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アクティブラーニング

   2020年、日本では「新学習指導要領」が導入されます。これに伴い大学入試も「大学入試共通テスト」になり、英語に関しては4技能テストが実施される予定です。TOEICや英検の4技能型のテストなどを高校3年のうちに2回受験して良い方を入試に利用する方法です。

   この「新学習指導要領」のキーワードに”アクティブラーニング”という名があります。このアクティブラーニングとは何かというと、その直訳の通り、「自発的に学ぶ」という事らしいです。例えば、従来の授業とは違い、先生が次回の授業内容をあらかじめ予告し、各生徒がそれそれ調べ予習して、自分の意見をまとめてきて授業で発表するといった方法だそうです。

   アメリカやヨーロッパで昔から行われている方法です。私も、アメリカの小学校や高校の授業を見学したことがありますが、確かにそんな感じでしたし、生徒たちも生き生きとしてクラスに参加していて、とても楽しそうだった印象があります。

   このスタイルなら、各生徒たちが自発的に学び自分の意見を発表するトレーニングとしてとてもいいと思います。が、英語に関して少し気になることがあります。アクティブラーニングの方法で英語を実際に使うトレーニングが増えることは大いに結構ですが、現行のスタイルで行われている英語の量をそのままに、この新しいスタイルに取り組もうというのは、いささか無謀なのではないでしょうか。

   今でも学生たちは基礎がおろそかなまま難解な単語やフレーズを上積みされて四苦八苦しています。これにさらに書いたり話したりができないといけないとなると、学生の負担は膨大です。頭がパンクしてしまします。

   本来、中学英語をしっかり使えれば、日常会話はほぼ問題なくこなせるはずです。難しい言葉や専門用語は必要になればその時に身に付ければいいわけで、高校生が授業で学ぶ必要はないはずです。

   もし、文部科学省が本当にこの「4技能試験」や「アクティブラーニング」を成功させたいのであれば、暗記しなければいけない情報の量をもう少しコントロールする必要があるのではないでしょうか。

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