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コラム

海外旅行

皆さんこんにちは。2019年のゴールデンウィークはどうでしたか?
10連休というのは私も社会人になってから最長の連休ではないかと思います。私は近場でのキャンプに釣りにバーベキューといった安くてアウトドアな休日を過ごしていましたが、全国的には海外旅行に行かれた方も多かったようで結果的に今年は日本人の海外旅行者が前年比で6.9%増66万2000人だったそうです。うらやましいなと思いつつ、毎年こんな連休があれば日本人の海外志向ももう少し増えるのにと思わざるを得ません。

というのもこの仕事をしていると、最近、日本人(特に若い人)があまり海外に興味をもっていないことをひしひしと感じるからです。英会話キックスに英語を習いに来ている人でさえ、「英語は使えるようになりたいけど海外は行きたくない。」という人が結構います。

本当は留学などで長期滞在できるのがいいのですが、旅行でもぜひ海外に出向いて向こうで実際にいろいろ見ると、きっと新しい発見があるはずです。それを日本に持って帰ってくることで、日本の良さや、悪さもわかり、本当のグローバル化が期待できるのではないでしょうか。



アクティブラーニング

   2020年、日本では「新学習指導要領」が導入されます。これに伴い大学入試も「大学入試共通テスト」になり、英語に関しては4技能テストが実施される予定です。TOEICや英検の4技能型のテストなどを高校3年のうちに2回受験して良い方を入試に利用する方法です。

   この「新学習指導要領」のキーワードに”アクティブラーニング”という名があります。このアクティブラーニングとは何かというと、その直訳の通り、「自発的に学ぶ」という事らしいです。例えば、従来の授業とは違い、先生が次回の授業内容をあらかじめ予告し、各生徒がそれそれ調べ予習して、自分の意見をまとめてきて授業で発表するといった方法だそうです。

   アメリカやヨーロッパで昔から行われている方法です。私も、アメリカの小学校や高校の授業を見学したことがありますが、確かにそんな感じでしたし、生徒たちも生き生きとしてクラスに参加していて、とても楽しそうだった印象があります。

   このスタイルなら、各生徒たちが自発的に学び自分の意見を発表するトレーニングとしてとてもいいと思います。が、英語に関して少し気になることがあります。アクティブラーニングの方法で英語を実際に使うトレーニングが増えることは大いに結構ですが、現行のスタイルで行われている英語の量をそのままに、この新しいスタイルに取り組もうというのは、いささか無謀なのではないでしょうか。

   今でも学生たちは基礎がおろそかなまま難解な単語やフレーズを上積みされて四苦八苦しています。これにさらに書いたり話したりができないといけないとなると、学生の負担は膨大です。頭がパンクしてしまします。

   本来、中学英語をしっかり使えれば、日常会話はほぼ問題なくこなせるはずです。難しい言葉や専門用語は必要になればその時に身に付ければいいわけで、高校生が授業で学ぶ必要はないはずです。

   もし、文部科学省が本当にこの「4技能試験」や「アクティブラーニング」を成功させたいのであれば、暗記しなければいけない情報の量をもう少しコントロールする必要があるのではないでしょうか。

ボキャブラリーを増やす方法

英会話の講師をしているとよく

「英単語が覚えられません。どうすれば覚えられますか?」

と尋ねられます。そこで「では、単語を覚えるために何をしていますか?」と尋ねると、

「特にこれと言ってやっていません」と返ってきます。
この場合は、間違いなくそれが原因です。(*_*;

まず、新しい単語を覚えるためには絶対条件として、新しい単語を見ることが必要ですね。
黙って考えていたら新しい単語を思いついたなんてことは起こりません。
その条件を満たすお勧めの方法はリーディングです。
英語の小説や雑誌、趣味の分野を英語のウェブサイトで開いて読んでみるとか。
新しい単語に出会いながら、何となく覚えては忘れを繰り返しながら少しずつ増やしていく感じでいいと思います。

学生さんはよく単語集などを順番に前から覚えさせられたりしますね。
もちろんこれで覚えられる人はどんどん続けるべきですが、私はこの方法は苦手でした。


単語は文の一部で、機械に例えるとその部品です。
大きな機械も多くの小さな部品でできていることも多いでしょう。

例えば、機械関係の仕事を始めるとして、
部品のカタログを見ながら部品を一つずつ覚えるのと、
稼働中の機械を見て、各部品がどこにあって何をしているのかを見る方法とを考えたら、
稼働中の機械を見る方がそれぞれの部品について理解しやすくないでしょうか?

生きた文章の中の単語を見て意味を想像したり、時には辞書を調べたりしていくことで、
少しずつ単語を増やしましょう。
少しずつでも続けていれば確実に増えていくと思います。



センター試験 リスニング

2019年、あと残すところ2回となったセンター試験が行われました。

今年は英語のリスニングで変な野菜のキャラクターが登場して話題になっていました。

試験を作った責任者の話だと、受験生が緊張しているはずなので少しでも和めばと思って作ったそうです。
和んだ受験生がいればいいのですが。

そんなことよりもリスニングに関して私は、現実味がなさすぎることのほうが問題だと思います。

センター試験に限らずですが、そもそも、自分と関係ない人たちの脈絡のない話を盗み聞きして内容を理解するという行為自体かなり非現実的で、
ほとんどの一般人はそのようなトレーニングはうけていないので、母国語でも難しいことです。

そのうえセンター試験のリスニング問題の読み手が、棒読み過ぎてさらに何の話をしているのかわかりにくく出来ています。

2年後には4技能試験を始めて、よりコミュニケーション力を求めることになっていますが、
リスニングテストが今のままだと、現実的なコミュニケーション力を計ることができるかは疑問です。

日本のホリデー

2018年は渋谷でハロウィーンの大騒ぎがあり、逮捕者も出て大変なことになっていましたね。
「こんなの本当のハロウィーンじゃない」とか、「日本の恥だ!」とか多くの批判を耳にしました。

確かにそうだと思います。ただ、本当のハロウィーンじゃないことを今更批判したところでどうなんでしょう。それを言ったらクリスマスだってバレンタインデーだって「本当の」ものとは違います。下手したら日本のお正月だって、本来の姿ではなくなっていませんか?

そこは、今に始まったことではないのですから、進化したと考える方が自然でしょう。より多くの人が楽しめて、より多くの経済効果を生むならば悪いことでもないんではないでしょうか。

日本の恥だという批判もごもっともではありますが、くそまじめで有名な日本人が、羽目を外すこともできることの証明だと思えば、いつもじゃないんだし大目に見てもいいんじゃないかと思います。

それよりも私が感じたのは、やっぱり日本は安全なんだなという事です。
海外の多くの国で、渋谷のハロウィーンのような状態になると、かなり危険です。死者が出てもおかしくないでしょう。

確かに、痴漢行為などの事件があったと報道されていましたが、あれだけ風紀の乱れた状態になっても、命の危険をさほど感じなく過ごせることはやはり安全だなと思わざるを得ません。

この安全はずっと守りたいものですね。

日本の国際化

先日久しぶりにガンバ大阪の試合を見に大阪に行きました。
最近、吹田スタジアムには何度か行ったのですが、大阪の街中に長い間行ってなくて、久しぶりに難波・心斎橋あたりに行ってみたところ、外国人観光客の多さにびっくりしました。10年ほど前はそれほど外国人観光客は見当たらなかったのですが、今は日本人を探す方が難しいのではと思うほどでした。

日本の有名どころが観光地化して世界から多くの人がやってくることはとても喜ばしいことだと思うのですが、久しぶりに大阪を訪れた私としては、以前の大阪との違いに少し残念な気がしました。

2020年のオリンピックもあり、それぞれの観光地で外国人観光客を呼び込もうと多くの努力がなされていることと思いますが、もう少し国が主導するなどして、観光客の分散を考えないと、観光客の人たちも日本に来て日本人のあまりいない日本ぽくない所を見せられても、日本の良さは伝わらない気がします。少なくとも大阪道頓堀は私の知っている道頓堀ではなかったです。

愛媛の田舎の四国中央市でも、日本の良さはわかります。
観光地ではないのですが、かえって、観光地ではないことで日本の良さがもっと伝わるかもしれません。

日本の国際化も方向を間違えないように、今から考える必要があるのではないでしょうか。

効率的な英語学習方法

みなさん、すぐに簡単に英語が話せるようになる方法を知っていますか?

私は知りません。(笑)

よく、本屋さんで「7日間で英語がペラペラに!」とか「10個のフレーズだけで英語は話せる!」みたいな本を見かけます。
この類は、ダイエット本でもよく見るやつで、とにかく本を売りたいからつけている題名で、本当にそうはなりません。

そう言いながらも、私は日々まじめに「7日間で英語がペラペラになる方法」を探し続けています。
でも、まだ見つかっていません。

ただし、効率的な方法はほぼ確立しつつあります。

まず、やみくもに何でもやるのではなく(これでもやらないよりは大分ましですが)何を伸ばしたいかを考えてください。

私が生徒さんにいつも言っているのは、フリーライティングとリーディングです。

フリーライティングとは、自分の言いたいことを自分の英語で文にする練習です。
そのライティングを添削してもらって、赤でいっぱい直されながら、単語を並べる感覚を伸ばしていきます。
いわゆる文法の鍛錬です。
この時は、辞書や教科書を見ずに自分の頭の中の英語だけで書いてください。
わからない単語を辞書で調べてライティングに入れると、新しい単語をついでに学べそうですが、
それは持久力を鍛えようとしてジョギングをしている途中に筋トレをするようなもので、かえって効果が下がります。

新しい単語を覚えたいならリーディングです。
読んでいるときに分からない単語に出会い、それを想像したり、調べたりしながら新しい単語を増やしていきます。

その他、リスニングや発音の練習にもコツはあります。

英語の勉強もスポーツと同じで、目的に合わせて練習メニューを考えて、中途半端に混ぜないことが大切です。

本田選手の英語

こんにちは、皆さんサッカーはお好きですか? 今年はワールドカップで日本がそこそこの活躍をしたことで大いに盛り上がりましたね。 試合後の記者会見などで、選手のインタビューなどを見ることがありますが、 海外の記者に質問された場合、他の選手が通訳を通しているのに対して、本田選手はいつも英語で答えています。 そこで、彼のプレーもよく批判の対象になっていますが、彼の英語も批判する人がいるようです。 私の長年英会話の講師をしている立場で言わせてもらうと、彼の英語は素晴らしいの一言です。 コミュニケーションというのは自分の考えを、自分の言葉で相手に伝えることです。 誰かに通訳を任せるとか、きれいに書いた台本を読むことでは、伝わることは全く違ってきます。 ミスがあるとか無いとかとは関係なく、自分の作った言葉が自分の言いたいことです。 いつか、性能のいい翻訳機ができて、英語なんて話せなくてもいいと思っている人。 どんなに性能が良くても、機械を通してしまうと、それは機械の作った言葉になってしまいます。 ましてや、通訳を間に挟むと、話しているのは通訳の人であって、あなたではなくなります。 本田選手の英語を見習って、自分の言葉を相手に伝えるときっと新しい世界が見えてくるでしょう。

学校の授業

前のコラムでも少し触れましたが、2020年度予定のセンター試験廃止に伴って、TOEICやTOEFLなどを使った新テストでは4技能「読む」「聞く」「書く」「話す」のテストになります。ところが、現行の中学・高校の授業は依然として読む90%、聞く10%、その他なしという状況です。
実際に中学の英語の授業参観で現在の英語の授業の見学もしたのですが、私が30年前に受けていた授業とさほど変わらないなという印象でした。

「書く」「話す」が足りないのは言うまでもありませんが、それにも増して気になったのが、授業中に生徒たちが質問することが無いという点です。先生が読む文を復唱し、会話を読んで、単語の意味を言って、などリズムよくクラスは進んでいったのですが、途中で生徒の誰かが「先生~!わかりません!」とか「これはどういう意味ですか?」などの質問が全くありませんでした。

子供や大人にかかわらず、学ぶことは疑問を持つところから始まります。こういうとき英語ではどういうのだろう?と思った人が、その言い方を発見し練習することで、学びます。テストの内容や方法を変える前に、そもそもの授業の在り方を変える必要があるのではないでしょうか。

大学入試の英語

最近、大学入試の英語が今までのセンター試験ではなく民間の試験に変更しようと計画されていることが発表されました。どうやら、「読む」、「聞く」に加えて、「書く」、「話す」も試験項目に含むそうです。
確かに英語を学ぶ本来の目的を考えると、上記のすべての能力を持てることが理想であり、正しい方向への変化だと思います。今までのテストでは、本当の意味の英語力は試すことができず、中学・高校の英語の授業もその偏った試験の対策に追われ、到底実用的とは言えませんでした。
ただ、この計画2020年の実施を目指しているようで、ちょっと急ぎすぎじゃぁあーりませんかと言いたくなります。

現在、小学校の3年生から、外国語活動という名前で英語の授業が行われています。ただしこれも実情は、英語のことを知らない現場の先生に丸投げで、その現場も教えることの素人である外国人ALT(アシスタント・ランゲージ・ティーチャー)に丸投げ状態の様です。
中学・高校に至っては、まだまだ以前のまま(明治維新ごろから変化なし)の読むことに特化した偏った授業を行っています。先生方も、どう新しいスタイルの授業をするのかわからない人も多いでしょう。

文部科学省は最後の試験を4技能を試す方式に変えて、中学・高校の授業に対応を迫るというやり方をとっているのですが、これは四角いスイカを作るプロセスと同じで、まだ成長しきっていないスイカの実を四角い入れ物に入れて四角く成長するのを待つやり方です。この方法のカギは、スイカが成長していないことで、すでに丸く成長しているスイカを無理やり四角い容器に押し込めばどうなるかは誰でもわかるはずです。
この先10年以降に大学受験を迎える生徒たちは、もしかしたら良い方向に向かっているかもしれませんが、今すでに中学・高校に通っている生徒たちは、すでに丸いスイカになっていると考えていいと思います。この生徒たちをどうするつもりでしょう。

また、4技能を試すことになると、当然生徒たちの負担は増えます。ただでさえ勉強漬けになっている学生たちに、さらなる負担をどう負わせるのか、議論の余地がまだまだあると思います。

いつものことですが、国の決めることには穴が多いと思わざるをえません。


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